第1章 Plus ultra!
シンリンカムイ
「ユキ!!!お前ってやつは」
「いや、だって点滴ヤダったし
怒られるのもヤダったし…」
シンリンカムイ
「お前このままだとほんとに…!
いや、なんでもない。」
もう本当は、解雇処分を言い渡されている
その事を言うタイミングが掴めていない
カムイは有耶無耶にしてしまったが
「解雇になっちゃうんでしょ」
シンリンカムイ「!誰から聞いた」
「誰からも聞いてない
でも私にはやっぱり
ヒーローは向いてなかったんだね。
誰かに道具みたいに
使われてる方が断然いいかも」
オールマイト
「随分ひねくれてるなユキ」
「オールマイト!さん…」
オールマイト
「呼び捨てで構わないぞ!
良かったら ユキ
私に道具みたいに使われないか」
「え?」
シンリンカムイ「そんな冗談を」
オールマイト「冗談じゃない!
君は17歳にして立派なヒーローだ!
きっと雄英高校の生徒の
刺激となってくれるはずだ。
改めて正式に契約書を持ってこよう」
「私が雄英高校に…?
無理ですよ 協調性がなくてやる気の無い
こんなやつ。雰囲気を悪くするだけですよ」
オールマイト
「君は協調性が無いわけじゃないし
やる気がないわけじゃない。
そうだろう?カムイ」
シンリンカムイ
「!」
オールマイト
「彼も私も君が
そんな子じゃないってのは知っているさ。」
シンリンカムイ
「俺の可愛い後輩をよろしく頼みます
お前の件は上に取り入ってみる
まだお前は成長できる。
その成長を見てからでも遅くないってな
あと、お前の夢を壊したのは俺だ。
思う存分高校生活をエンジョイするんだぞ!」
「カムイ…あの…カッコイイとこ
悪いんだけど社会の窓が全開だよ」
その後カムイに締め付けられたのは
言うまでもない。