第1章 シュガーフラッシュ【河野×石原】
「龍樹〜!!部活、何にした!?」
「部活希望用紙、今週末までだよ〜」
「んぁー?」
「俺は野球部!!」
「まぁそりゃそうだろ。ここ強豪だし」
「橘さ…優依ちゃんは?」
「あっ、藤田さ…遥。えっと、私は水泳部」
「私は決めてないなぁ」
「何何ー?なんの話?」
「あ、小林くんに江本くん」
「君付けやめろwwこそばいー」
「OK。じゃあ苗字呼び捨てで行くわ」
「俺も野球部だ!!拓人一緒だな!!」
「おー、やっりー☆」
「「うぇーい」」
「んー、でも野球部って成績赤点一教科でも取ると退部っていう噂、マジらしいよ」
「「ひぇっ!?マジかよ橘…」」
「マジっぽいよ。江本は?」
「あー俺?サッカー部」
「江本ってスポーツ推薦だったよね」
「おう。っていうか、藤田は何でこの学校来たの?もっとレベル高いところ狙えるだろ」
「ここ、帰国生だと試験免除されるから」
「あ、なるほど」
「あっ、龍樹どこ行くの?」
「飲みモン買いに行く」
「じゃんねー」
拓人が他のやつと喋ってると腹立つ。
イライラする。
胸のあたりが痛い。
なんかの病気?