第17章 彼女は人気者
彼女はやはり、凄い人だったようだ。
そう彼女にメイクをされながら、彼等は思う。
理由は。他事務所のプロデューサーや社長、
メイクなど関係者全てに彼女の話が必ず持ち上がるからだ、
「あれ……あのピョルだろ?」
「まじで、本物?」
「いや、やっぱり、あの人のメイクには叶わないよね……」
「ピョルさん!また、今度うちの子たちのメイクしにきてくれよ!」
そして、それは、彼等の共演者も同じ事……
彼等が挨拶をしに行くと、
何故だか、沢山のアイドルが彼女に近寄って来た。
EXO、twice、iKON、letvelvet、SEVENTEEN、SHINee
どれも有名なアイドル達であり、
驚く彼等、
バンタン達は不思議になりそんな彼女に聞く。
何故、そんなに人気なのかと、
でも、彼女はそんな事気にせず、
有名所であっても
平然とそれらをあしらった。
「めんどくさいっス……とりあえず、ステージは完璧に頑張ってくださいねっス」
そう言う彼女は今まで何人のアイドル、俳優、女優にメイクをしてきたのだろう。
そして、彼女にメイクをされた事がある人々は、バンタン達に必ず言うのだ。
「彼女を絶対君達から奪うからね!」
あぁ、本当に彼女は何者なのだろう。