第16章 7つの輪と変人
彼女に背中を押され、帰った7人は、
セジンの車に乗り、それぞれがそれぞれの思いを持っていた。
話さなければならない事、今、自分がどうしたいかを伝えること。
その全てが彼女がくれたきっかけだ。
だから、メンバーは話す気になれた……彼女の言葉はあまりに大きなものだったから……
セジンの隣に座るテヒョンは隣で何処か心配そうな顔をしているセジンに笑う。
「マネヒョン!大丈夫だよ!俺達………乗り越えるから!」
テヒョンの元気な言葉に安堵したセジンは片手でテヒョンの肩を叩いた。
「そうか!」