第15章 仲間と彼女
彼等は事が収まると、彼等は彼女に向き直った
ナムジュンが出てきて、彼女に頭を下げれば、彼女はケロリとした顔でこう言う
「なあ〜!?頭上げてくれっス!私は、ただ、そいつに制裁を加えるついでっスから!!」
ナムジュンがお礼を言えば彼女は嬉しそうに笑顔を向けた…
「でも、……ありがとう……行けなかった俺達を動かしてくれて、友を助けてくれて……」
「お安い御用スよ?…ただ、テヒョンさんにも言ったっスから皆さんにも言うっス…!私は、君達が私を切りたいと思ったら切っていいくれて構わないんだけど
…でも、たった1年だけかもしんないっスけど、…それまでは、君達の専属のメイクさんっスから…………何度だって…ステージに送ってやるっスよ!」
彼女の言葉は強く凛と。彼等の心に強く響く。
「だから、悩むならとことん悩み、選べばいいんっス、きっと…その応えは君達をきっと強くするっスから……」
悩め、選べ、強くなる。すると、
皆はふと、周りが口を揃え言っていた彼女の事を思いだした。
あの人は凄いメイクだと…
は若いが色々な事を考え、生きてる人なのだろう……でなければ、あんなに凄いメイク師になれないだろうと
それと同じくし、彼女は皆に手を差し出す。あの時、握れなかった手を彼女はもう一度差し出した。
「さあ、改めてよろしくっス、
そして、早く帰らないと、メイクを落とさなきゃ行けねぇないし、……後、
………皆で話す事があるんでしょう?」
皆は手を握り返し思う……
あぁ…やっぱり、適わないなあ…と