第15章 仲間と彼女
「テヒョア!!」
走って来たメンバーは、全員で彼を取り囲む。
心配したと皆が声を漏らし、泣き出すテヒョン……
彼等はどんな事があっても仲間だった。
その中でジミンはテヒョンから目を反らしながらにこう言った。
「テヒョア…ごめんね…」
ジミンの言葉にテヒョンは一瞬彼女を見る。
彼女は口パクだけど彼に向けこう呟く
大・丈・夫……
彼女の呟きにテヒョンは笑うと、ジミンの肩に手をのせる。
「ありがとう……ジミナ……ヒョン達、グクも……そして、ごめんなさい……」
全員が抱き合って、笑い会い、それは、昔の彼等に戻ったようだった。
それを見ていた彼女は誰にも気づかれず呟く。
「やっぱり……今の方が君らにあってるっスね……」