第14章 四次元の彼と日本人の彼女
3四次元と日本人の君
今日もライブは彼女のお陰で成功し、テヒョンが彼女を見れば、彼女はやはり、自分達の輪の中に普通にいた。
マンネなんか…彼女にいち早く近づき、抱きつく始末である。
ジミナも親しげで、やはり、テヒョンは残されたかん満載だ。
あぁ…なんでそこまで君はあの子に似ているんだ。
辛い気持ちと悲しい気持ち
「なんだよ…皆してっ!!そいつを!信じられるの!?あの子と同じ日本人なんなんだよ!!皆忘れちゃったの?」
だから…気が付けば、皆の方に思いをぶつけてしまっていた。
しまった…下を向くテヒョン…
それを聞いた皆は…全員バツの悪そうな顔で彼女を見た。
どうやら、彼等の過去には日本人が関わっているらしい…彼女は別に気にせず、それを見あったが、
テヒョンは気まづくなり、居てもいられず、楽屋から物凄い勢いで飛び出していく。
「テヒョア!!」
ジミンが叫ぶが届かず、…
どうにかしなきゃとジンとナムジュンが考えるが、足が進まず、このままでは、テヒョンが危ないかもしれない……
何故なら変装もしないで外に向かって行ったんだ…サセンでも、いれば、大変なことになる。
そう冷や汗が出てきたメンバーの空気を切ったのは、
「あの野郎!!メイク落とさず、出ていったっスね!?」
彼女だった。
彼女は怒りに身を任せ、
誰よりも早く彼を追いかけようとした。
仲がいいなんて…世間に笑われちゃうな…
メンバーがそう考え、始めれば、
彼女が分かったようにそちらを向く。
「皆さんも離れないでくれっスよ!!あの野郎!!私に黙って出てくのは、いい度胸スねぇ〜さぁ!皆さんも暗い顔しないで、下さいっす!成功したんだから!
行けないのは、仲がいいから…言い出しづらくもなるものッス…
でも、あの野郎の事は許さないっスよ!〜捕まえて懲らしめてやるっス」
彼女はイタズラっ子のように笑い部屋から走り出して行った。