第14章 四次元の彼と日本人の彼女
1リーダーとジミンと変人と…
彼女がバンタンの前に現れてから…
数日が過ぎ、彼等の態度はガラリと変わりつつあった。
前まで、女遊びをしていたり、収録時間ギリギリに来ていた彼等の姿はなく、
今はよく彼女と同じ…2時間前に来ているメンバーも多く見える。
それと同時に彼女が来てから…彼等の人気に更なる拍車がかかり始めた。
前より良くなった…ステージに凄い
衣装素敵、表情に映える
ステージにあっていると声が周りからされる。
それは彼等が彼女の実力を知るには、十分の功績で、
彼女が来た時、監督が言っていた事とセジンが言ったことが、
彼等には…よく、理解出来た。
彼女は本当に人気があるのか、驚く事に顔が広い、
今日もリーダーであるナムジュンが彼女を知るために、彼女と近い時間に来ているが、
彼女が挨拶に回ると、かなり声をかけられている。
「ピョルさん!おはよう今日のステージの衣装とバンタンさんのダンスと歌期待しているよ!」
「ピョルさんだ!私の憧れのメイクさんだよ!きゃー!!まじで?バンタンの今メイクなの?」
やっぱり凄い人だったんだな…この人
でも、口調は相変わらず変人で
たまに疑いたくなるが本当にすごい人なのだ。
楽屋に戻りナムジュンは彼女の事を考えながら、
来ているメンバーを見て、各々好きな事をやっており、彼は自身達も見習わねば、と全員に声をかけた。
「おい!挨拶行くぞ!」
ナムジュンの声に皆が腰を上げる。
彼等は来るようになったものの、ナムジュンは昔のようなステージへの緊張感じられず、ため息を漏らす。
特にその中でも、キム・テヒョンは
ヘラヘラと笑いながら、今日も仕事もしないメイクと戯れている始末…
まぁ…四次元の彼だ、本気で彼女達とあそんでいるかは、不明だ。
ほかのスタジオでも、女と見かけることもあるくらいだし、気づけば、20人近くの彼女もいた事があるやつだから…心配はしていないが…
ナムジュンが眉間にシワを寄せテヒョンを
大丈夫なのか?テヒョン…
と心配そうに彼を見つめていた。