第13章 お砂糖を…
1、ミン・ユンギの受難
ナムジュンがレイとコンビニに向かう一方…
…宿舎では、作業室の方から女の鳴き声が響いていた。
「あっ…ユンギっ!待ってっあ」
「うるせえ…黙れ」
ユンギはそうタウンを床に押さえつけ荒々しく抱いた。
上手く行かない…曲が…いい曲と感じられない…
何でだ?…いつもと変わらないじゃないか?……
焦りは心のそこから溢れ出し、だから彼は女を呼び出し、快楽でそれを解消しようと今目の前で彼女を抱いてい
る。
わかってる最低だって…駄目だということも
悪いって事も分かってるさ…
「んっ…あっ……」
甘い声を響かせ、行為に及ぶが……
イライラは簡単に収まらなくて………
やべぇなぁ…俺
そして、彼はドンッとタウンを突き飛ばし
冷たげに彼女を見下ろす。
「もう…いいよ…帰れ……」
「えっ!?待って…」
本当に…最低だ。
どうしようもない奴になったな…俺は……
「萎えたから……」
ユンギは理不尽に吐き捨て、彼女を置きざりにし、1人…作業室を後にした。