第10章 リーダーと謎だらけメイク
リーダーと謎だらけメイク
出てったメイクを見送り、
彼女は残りの3人の方を振り返った。
「それでは!始めましょう!」
メイクを終え、メンバーはリハーサルの為にステージを確認しに行く。
そこへ行けば、リーダーのナムジュンがまず関係者に頭を下げていた。
それもそうか…俺達…遅れたし…
そうホソクは同い年である彼に申し訳なく。
友よ…ごめんね…
でも、周りのスタッフはまるで…何を言ってるんだという顔をして彼らを見ていた。
「あはは!大丈夫だよ!
皆、昨日の収録でつかれていたから、
ちょっと遅めのリハーサルにしてやって欲しいって
2時間前にピョルさんが言いに来たからね〜遅れるのはねとか思ったけど…
彼女には色々お世話になってるから!
きっと本当なんだろうなって思ってさ〜大変だね〜売れっ子も!でも、頑張ってくれよ!」
監督の言葉にメンバー全員が驚く。
2時間前……そんな前から…
それを聞いたナムジュンは彼女の方へ振り返る。
こうゆうのは…マネージャーとか俺達の仕事なのにな…
でも、彼女は嘘をついてくれてまで、僕達を待っててくれたのだろう…
そうナムジュンはまた申し訳なさそうに眉をひそめた。
それより…もう1つ気になることが…
「あの?ピョルって…誰ですか?」
監督はその言葉にまた、目を見開き、
「え?ピョルちゃんから聞いてないの?彼女が何者か!」
その言葉にメンバー全員が釘付けになった。
彼女は一体何者なのか…どうして僕達のメイクになったのか知りたかったから…
そして、監督の言葉は彼らの予想を遥かに超える。
「そっかー…知らないんだね!彼女は桜木・麗…全世界を周り数々のスターの
メイク…ヘアー…衣装を担当し、毎年パリコレに呼ばれるほどの実力者だよ…
活動名は……ピョル……星という意味で韓国でも、活躍している
…君達も聞いた事があるだろ?今や有名な会社…Regenbogenの副社長…」