第6章 食べ物の恨みは最強だ!
食べ物の恨みは最強。
ジミンと彼女はあれから、少しだけ、距離が縮まった感じがした。
そんな中で、なんと、今日は彼女の初仕
初めて、彼等の衣装を決めて…メイクをする時だ。
と言っても、メイクは彼女以外もいるのだが……
彼女は飴をくわえ、衣装の置いてある部屋に入っていく。
飴の袋を片手に、まだ、誰もいない場所で、メイクと衣装を決めに入る。
この時、彼女はため息を漏らさずにはいられなかった。
何故、2人いるはずのメイクは来ていないのか…
普通2時間前に来て確認するんだよ…
家の社員ならブチ切れられてるよ…
彼女はそう思いながらメンバーの写真を見て、
肌の状態にあった物を選択していく、
だから…2時間以上の時間が必要なんだ。
すると、ガチャりと音をたて入って来たのは、
「それは、僕達の衣装?」
最年長のキムソクジンだった。
彼女はいきなりの彼の登場に驚きながら、振り返る。
「びっくりしたあ…いつからいたんっスか?」
「ごめん!来たのはさっきだよ
…僕が何時も皆より早いからね!準備とかさ…」
彼女はジンの言葉を聞くと、扉に視線を向けた。
「他には?きてないんっすか?」
「何?俺だけじゃ不満?」
「違うっすよ…気になったんす!」
「冗談だよ…俺とジミンが来てるかな…最近は別々で来る時もあるからさ!」
「何故?別なんです?」
「あっ…それは、」
ジンは彼女の質問になんて返せば良いのかが分からない…
言えないよな…メイク達と何人かは遊んでるなんて…
バツが悪そうな顔をジンがすれば、
彼女は直ぐに彼の言いたくない事を言い当てた。
「なるほど…メイクと遊んでるんっすか…」
「え!?」