第5章 踊る練習者
彼女は何者?
ルールの説明を終え、再び出ていく彼女…
まるで風のようだとメンバーは思う。
残された彼等は、
変な口調で話す彼女の出した問題に頭を抱える。
でも、どうして、社長は彼女をメイクに選んだのかがわからない…
彼等は反日的ではないが
何人かは日本人をいいヤツらだとは思っていないのもいるし、日本人を傍に置くべきかと言えば、
今や大事な時で…いいとは、恐らく言えないだろう…
でも、…日本のファンはもちろん多いし、何度かライブもさせてもらっているのも確かで
彼等を支えてくれるエネルギー現に変わりはなく、
もしかすれば、僕等のそういう部分の改善のため彼女を呼んだのだろうか…
謎が深まるばかりで、ただ眉間にシワがよる一方
悩みの権化である
彼女はサクラギレイという人物で
素を出させてみろと言う変なゲームを持ち込むということは、
実際は違うと言うことだ。…つまりは嘘つき
そんな人が本当に信用出来るのだろうか…
PDはそう悩んでるで、あろう彼等へ、
「あの人は、凄い人でお前達には必要な人だ。」
と言った。
彼等はその言葉が木霊して、耳から離れない…
必要?どういう事…あの人は何者なんだ?
再び彼女の謎は深まった。