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短編集
第5章 狂った愛
「どうして逃げようとするの?」
彼は私に聞いた。
「だ、だって、怖いんだもん…」
「怖い?俺が?」
「…うん」
「怖くしたのはだれかなー、つって。」
「え、」
「てか、逃げようとしてたんだったら、お仕置き。」
「なに、するの…?」
私は恐ろしくて声が小刻みに震えている。
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