第9章 ~奪還、そして想い~⭐家康ルート⭐
家康「はぁ…ようやく 一区切り付いた…」
家康は夕餉を済ませたあと、自室でに使うための傷薬の軟膏を作ったり薬草をまとめていた。
ーーーが笑わなくなって、どのくらい経ったのかーーー
家康が診察と傷の付け替えをしている間も、
まるでの感情自体が凍りついてしまったかのように表情は乏しく、
処置が終わってからもは部屋の前の縁側に座って、どこか遠くを見据えていた
そんな姿を遠くから、
ただ静かに見守るようになって、かなりの時間が過ぎたような感覚に陥る。
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あの日、を大名から助け出した信長達と共に安土城に戻ると女中たちは湯呑みを終えたに寝着を着せ、褥に寝かせる。
家康「診察したいから、終わったら下がっていいよ」
そう告げると女中たちは静かに頭を垂れ、襖を閉めてその場を離れる。