第5章 暗闇の果て
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「うっっ…」
(頭…痛い。くらくらするし何かとても嫌な感じのものが体に触れてる…)
大名「おやおや、目が覚めたのか?
これからが楽しみだというのに…
まぁ良い、お主は儂の顔を見ながら存分にその啼き声を聞かせてやると良い」
漸く目隠しは取られたが、手足は拘束したままのの体を舐めるように眺めがらさわさわと体に触れてくる。
隠れ家のような所には、大名と浪人達の仲間であろう男達が他にも居り、ぐるりとを囲み込むように座り、その様子をニヤニヤしながら眺めていた。
「ひっ……」
(ほんとにやだ!!気持ち悪いしかない!!)
何とかもがいてその手から逃れようとするが、浪人たちに羽交い締めにされ全く身動きが取れない。
その間にも、大名の下品な手は体を撫で回し、襟元に近付いてくる。
「やっっ…イヤだっっ!!誰かぁっ!やだぁぁ!!!」
大名「おのれ、小癪な…静かにしろ!!此処へは誰も来ぬわ!」
騒ぐの頬を再度激しく叩き、怒鳴り上げる。襟元を無理やり下げられ、雨で濡れた着物が肩と胸元を思い切り擦る。