第3章 帰ってきました!:誠凛
Side
なんか周りの視線が怖いんですけど
特にカントクさん!
ニヤけてるのか、睨んでるのかわからない!
テツ君は目を輝かせてるし
先輩方は怖い顔してるし
火神くんは、よくわからない顔してるし
リ「さぁ!試合を始めるわよ!」
『ルールはさっき言ったとおり、1on1で3点先取した方の勝ちでいい?』
火「あぁ、それで構わねぇ。ハンデはいいのか?」
『そんなのはいらないよ、ボールは火神くんからでいいよ』
リ「じゃあ、試合開始!」
パンッ!
火「えっ……」
遅い。遅いわ
動きがスローモーションのように見える
やっぱり、まだまだってところかしら?
ダンッ
火「なっ!」
『まずは私が1点ね』