第2章 度重なる事件?
病院までの道のりを車イスで移動していたら途中少し段差になっている所があった
こんな所も今まで気にした事なんてなかったのにな…
でもその段差を越えないと病院に辿り着けないから勢いをつけて上がろうとしていた
翔「よっ…もうちょっと…」
なかなか上がれず苦労していたら、突然後ろに誰が近付き車イスを押してくれた
翔「あ…すみません…ありがとうございます」
後ろを振り向くと若い男性が車イスを押してくれていたけど、何故かそのまま病院とは反対方向に押していった
翔「えっ?す、すみません!こっちじゃなくて向こうに…!」
止めようと声を掛けたけど、その男性は俺の声を無視して進んでいった
そしてビルの隙間に入り込んだと思ったら突然
翔「ふっ…!?んんっ…」
口にハンカチを押し当てられ、俺はそのまま意識を失ってしまった