第19章 またまた世界が変わっても(4)
翌日、皆に夢の話をしたら
「とりあえず行ってみるか」
という事になり、『俺』が落ちたというデパートの階段に来てみた
…本当にこれで帰れるのかな…
まさか落ちてそのまま…なんて事ないよな…
和「翔兄さん…大丈夫ですか?」
翔「…うん…」
本当は不安でいっぱい…なんだがな…
智「翔くん…無理はしない方が良い…またにしたら…」
翔「ううん…昨日見た夢が暗示なら、これを逃すと次が何時になるか解らないから…」
そう思って一歩足を踏み出したその時
雅「翔ちゃん!俺も一緒に落ちてあげる!」
翔「…へ?」
何故か雅紀が訳の解らない事を言い出した…
智「雅紀が落ちてどうするんだよ…」
和「良いんじゃないですか?頭を打って逆に賢くなるかもしれませんし…」
雅「和ちゃん酷っ…」
智「バカ、もっと酷くなったらどうすんだよ」
雅「さ、智兄も酷いっ!(涙)」
…漫才に智くんまで混ざってきたよ…
潤「でも、雅紀兄さんの意見に俺も賛成だな」
翔「え?」
潤「翔兄さん、雅紀兄さんと3人で落ちようか」
雅「あ、それ良い!そうしようよ翔ちゃん!」
やめてくれ…後ろから和也の圧が物凄い怖いんだけど…