第16章 またまた世界が変わっても(1)
翔「…駄目だ…眠れない…」
前回の時の様に向こうに行った『俺』の夢を見れば、戻れるタイミングを掴めると思いベットに入ったが、夢を見るどころか眠気さえこなかった…
色々と考えすぎなのかな…頭が冴えてる…
翔「何か喉乾いたな…」
喉の乾きを感じ、キッチンに行って冷蔵庫からミネラルウォーターを一口飲んだ
翔「ふー…」
はー…落ち着いた…
まだ夜明けまで時間があるし、目を閉じれば寝れるかな
ペットボトルを冷蔵庫に戻し、部屋に戻ろうとした時
「………」
「………」
翔「…ん?」
声…?こんな時間に…?
しかも何で客間で?
不思議に思い客間に行ってみると…
「…あ…ああんっ…」
翔「えっ…」
この喘ぎ声…もしかして和也…?
うわっ…やばっ!早く離れなきゃ…
急いで客間から離れようとしたけど、その後…
「和…気持ち良い?」
翔「…え…」
い…今の声は…潤…?
和「い…い…気持ち…良い…あんっ…潤くんもっと…」
潤と…和也が…まさか…
俺は音を立てないように急ぎ自分の部屋に駆け込み、ドアを締めてそのままズルズルと座り込んだ
翔「そ…だよな…世界が違うんだから…2人が恋人同士だっておかしくな…」
潤『翔くん』
翔「…ふっ…うう…潤…潤…」
会いたい…
会いたいよ…潤…