第15章 それぞれの空の下
それから数ヶ月…
やっと便利屋が始動する運びとなった
今まで『大野なんでも屋』としてやっていたけど、やっぱり名前は変えないと…という事で
智「…『ハンディマン』?」
雅「うん。そのまんま便利屋って意味なんだって」
智兄がそのままなんでも屋ってしてたから、俺も翔ちゃんに聞いてそのまま使うことにした
…予想通り、和からは単純過ぎるって言われたけどね…
潤「けど考えたね、雅紀兄さん。喫茶店のスペースを『犬猫喫茶』にするなんて」
和「確かにこれなら人員が必要ですよね」
雅「偶然、この履歴書が目に入ったんだ」
翔「…前職がペットショップ勤務…なるほどね」
ホント…この履歴書を見なかったら、思いつきもしなかったよ…
雅「コイツも立派な職員になったし…まだまだ確保していかないと」
『ニャー』
翔「…では『大野常務』本社に戻りますよ」
智「…ヘーイ…」
潤「じゃあ俺達も営業準備にかかろうか、和」
和「そうだね」
そう言って皆、それぞれに散っていった
雅「みんなー!頑張ってねー!」
よーーーし…俺も頑張るぞーーーっ!