第11章 それぞれの別世界

智「あ、あの…俺も雅紀くんの事好きだけど…」

雅「ホントに？俺は智の事恋愛対象として好きだよ？智は？」

智「・・・」

…何なんだよその間は…

俺はそのまま智から離れて、智の様子を伺った

すると何故か智は硬直してる様だった

雅「おーい…智くーん…大野さーん…」

智の顔面に俺の手をヒラヒラさせていたら暫くして

智「えっ…あ、ご、ごめん…ちょっとびっくりして…」

雅「何だよ…スピリチュアリストってそこまでは解らないのか？」

智「そんなの…解るわけ…」

雅「でも俺が本気なのは解るよな？智…愛してるよ」

そこまで言って、やっと現実に戻ったのか、智は顔を真っ赤にしてうつ向いてしまった

ホント…可愛いな…

雅「お前が俺の事友達としてしか見てなくても良い…俺は本気でお前の事が…」

すると智は突然俺の身体に抱きついてきて

智「…嬉しい…」

雅「…えっ？」

えっ？今何て言った？

智「俺も…雅紀くんの事好き…もちろん恋愛対象として…」

・・・

雅「えーーーーーっ！」

さ、智も俺の事が！？

智「…でもね…俺…雅紀くんに隠してた事がある…」

雅「隠してた事…？」

そして俺は智から衝撃の事実を聞かされた…