第9章 雪に消えた想い
そうこうしてる内に2日が経ち、明日には帰らないといけなくなった
智「村中を探しても見つからないって事はもしかして…」
翔に出会ったあの山…あそこに行けば…
そう思い立った俺は山に入ろうとした
その時
「その山に入るんじゃない!」
智「え?」
突然後ろから声をかけられ振り向くと、村人と思われるジイチャンが立っていた
老人「その山に入ったら最期生きて戻れないぞ!」
智「え?ど、どういう事?」
老人「その山には雪女が住んでいて、人間が入ると男だろうと女だろうと、皆魂を凍らされて死んじまうんだ」
ゆ、雪女!?
智「ち、ちょっと待って!俺この間この山から無事に帰って来たけど…」
老人「偶々運が良かっただけじゃ。良いな!忠告はしたからな!」
そう言ってそのジイチャンは歩いて行ってしまった