第7章 jealousy
翔「どうしたんだ?突然…」
和「…さっきから翔ちゃん、『格好いい』ばっかりじゃない…どうせ俺は木村くんみたいに格好良くないよ」
あーあ…こんな事言って…ただの愚痴じゃん…
そう思ってたら
翔「…和だって…言われてたじゃん…」
和「え?」
今何て言った?
よく聞き取れなかったけど…
俺が聞き返すと、翔ちゃんは顔を真っ赤にして
翔「和も『ナリ』って呼ばれてたじゃないかよ!」
和「…へ?」
翔「皆和の事『ニノ』って呼ぶのにあの人だけ『ナリ』って呼んで…だ…誰もそんな事言ってないのに…」
…そう言われればそうだけど…
和「翔ちゃん…もしかして…」
翔「そうだよ!ずっとヤキモチ妬いてたよ!悪いか!」
そう叫ぶ翔ちゃんはまるで猫が毛を逆立てているかのようだった