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それぞれの選択肢

第11章 何もしないという選択





「…はぁ。」

「10回目。」




隣で煙草を吸っている潤くんが突然口を開く。




「ん、え?何か言いました?」


吸っていた煙草の灰を落とす。




「…なんかあったの?ため息ばっかしてんね。」


「え、嘘。
ため息ばっかりしてました?私。」



笑う潤くん。


潤くんとは学生時代から一緒。
昔から何でも気づく。




「…そのパターンは、主人公名前?」



「んふふ、よくわかりますね。」







あまのじゃくでポーカーフェイスの
この二宮君でも潤くんには隠せない。









「…なんか、あった?」






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