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それぞれの選択肢

第10章 久しぶりの合コン






「ていうかさ、
友人1名前ちゃんと主人公名前ちゃんって
二宮、松本の後輩でしょ?」



慣れ親しんだ名前が上がって身体も前のめりになる。


「先輩達とお知り合いなんですか?」


「俺ら、同期よ。」


「そうなんですか!」



そうそ、と二人が笑う。




「てか仲良すぎじゃない?誰かと付き合ってんの?」



「そんなんじゃないですよ、
先輩方が面倒見て下さってるだけです。」



「へえ、俺があいつらだったら
完ぺき手出してんな。」




…はい?





「確かに!まあ、アイツらは女に困ってねえだろ!」



笑いながらなんともまあ、「手出す」とか「女」だとか中身の小ささが伺える発言ばかりするお二人。




…なんすかね、友人1あだな、
この感じ。


少し、違和感を感じるこの二人。


チラッと横に座る友人1あだなを見た。





か、顔…!
友人1あだな、顔死んでます!!



いつもは私が顔に出る方で友人1あだなはフォローしてくれるタイプなのに…でもまあしょうがない。



友人1あだなも私と同じ違和感を感じてるってことか。



友人1あだなの異変にも気付かないマキタさんがまた口を開く。





「いやあ、でもさ、もしよ?
もし俺と主人公名前が付き合うとしてよ?」







マキタさん、


もしもの話が飛躍しすぎて
宇宙人レベルすぎて
私ついていけませんし



てかいつの間にか呼び捨てって
おい!誰かこの人にマナーを教えろ!!
人生のマナーを教えろ!!





って叫びそうだったけど、さすがに立派な大人だしましてや会社の先輩だからやめた。






「あいつらとの関係性って
切れないんでしょ?」


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