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それぞれの選択肢

第2章 優柔不断





「うーん…」






どうしよう。
今日は何が何でもAランチって決めてたのに
日替わり定食が大好きなエビフライ。







お昼時の社員食堂。
Aランチのするかはたまたエビフライを選ぶか主人公苗字主人公名前、また悩んでます。


くう~っ!








「…主人公あだな後ろ!行列気にして?」



「え!?」





突然後ろから声をかけられ声が裏返った。







「ちょっと…眉間のしわ。凄いよ。」





「あ、ほんとだ。」




咄嗟に眉間に手をあてた。…深い溝が出来ている。




どうやらA定食とエビフライ定食を交互に見比べている間にかなりの時間が過ぎたらしい。友人1あだなの後ろには長い行列。




私またやらかしてます?



後ろの皆様に謝りながらお先にどうぞと促していく。






「友人1あだな・・・また決まらない。」



主人公苗字主人公名前、某広告代理店に勤める24歳。
社会人2年目。只今日々の楽しみである昼食に命を懸けた選択中。





「私Bランチ~」




「うっそ、まさかのB!」



予想もしない答えにびっくりする。




「うるさいわ、人の好みにケチつけない。」




こっちは友人1苗字友人1名前ちゃん。通称友人1あだな。
私が唯一心を許す、同期兼昔からのお友達。
白のシャツにグレーのパンツスーツ。
うーん、足が長い!…じゃなくて。





「で、どっちにすんの?」





「うー!駄目だ。決められません。」




そう叫んで頭に手をあてもう最後の手段、
どちらにしようかな、を始めようとした時








「主人公名前は日替わりじゃない?」



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