第3章 恒例のメンバー
今まで泣いていたはずの
大野さんが突然真面目な口調で喋り始めた。
「主人公名前、」
「はい?」
「オイラ、ひとりで頑張ってるなんて
思ったことないよ。」
いつもの優しい目で見つめらる。
「ここにいる皆なら
いつもついてきてくれるって、
変な自信があるんだ。」
優しい目がふにゃっとした笑顔に変わる。
「だから、大丈夫。
心配してくれて、ありがとね。」
「い、いえ…心配だなんて。」
「あ~!?主人公名前ちゃん、
今リーダーにドキッとしたでしょう!?」
思いもしない相葉さんからの一言に動揺してしまう。
「うえ!?」
「え!オイラ今格好よかった?」
「いや、全然。」
「えっ、松潤ひどい。」
タイミングを見計らったかのように
櫻井さんが切り出す。
「……さあて、そろそろお開きにする?」