第3章 恒例のメンバー
「お疲れ~いっ!!」
缶ビールを片手に相葉さんの掛け声で乾杯の合図。
これが私たちのいつもの始まり。
「っぷっはぁ~!!うんめぇ!!
大仕事のあとのお酒は一段と美味しいねえ!!」
相葉さんがビールのCMのようなセリフでビールを飲む。
「これも全て相葉さんと友人1あだなのお陰だなあ!」
私はキッチンで料理を作っている友人1あだなに向かって言った。
今日もまたいつものチームでお疲れ様飲み会。
いん友人1あだな家。
私達は何かあるとすぐ友人1あだなの家に集まる。
まあ、発端はいつもお祭り男の相葉さんだけど、友人1あだなが料理上手だから外に食べに行くことなんて滅多にない。
相葉雅紀さんは私達のチームの先輩。
私達の広告代理店はチームごとに分かれていて、リーダーを中心にそれぞれが動く。チームも6、7人体制だから、一人ひとりの責任は大きい。
私達のチームはリーダーの櫻井さん、相葉さん、二宮先輩、潤先輩、友人1あだなと私の6人。
そして今日はその相葉さんと友人1あだなが担当しているチームで考案した企画の会議が無事成功したため、こうして久しぶりにみんなで乾杯することになった。
カウンターキッチンで調理中の友人1あだながトントンとリズムのいい音をたてながら
「今日は相葉さんのお陰!
ほんとかっこよかったんだから!」
と相葉さんが会議で助けてくれたというエピソードを話してくれた。
「やるじゃん、相葉さん。」
友人1あだなの隣で手伝っている潤先輩がニヤっとしている。