第35章 開口
ユミル「鎧の巨人のまま走って故郷に帰らず、こんな所に立ち寄った理由は何だ?疲れたから休憩してんのか?」
ライナー「お前の想像に任せる」
ライナーは腕組をし仁王立ちしてそう言った
エレン「(考えろ…隙を見て巨人化したとしてここから走り去るのはそこまで難しい事じゃない様に思える。ただそもそも俺はまともに巨人化出来るのか?ライナーが出来ないというように、もしくはライナーでさえここで休まざる負えない現状を鑑みるに、下手に体力のない巨人を生み出せば他の巨人に殺られちまうって事か…)くっ…」
ユミル「単純に夜になるのを待ってるって事か?」
ライナー「それもあるかもな」
エレンは静かに考え続ける