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残酷で美しき世界の中で

第35章 開口


ユミル「まぁ待てよ、エレン。よく周りを見てみろ。ここはウォール・マリア内にある巨大樹の森だ。壁からだいぶ離れた所にあるらしい。当然巨人さん方の敷地内な訳だ。見ろよ。あれも奇行種って言うんだろうか?寛いでるようにも見えるが目だけはしっかりこっちを見てるな。下には細かいのが多い。これも充分脅威だ。あっちにはデカいのもいるぞ。見てるだけで近付いても来ない、繊細なんだろうなきっと…そんで奴らだ。せこい奴らめ。2人だけ立体機動装置を付けてやがる。ライナーのはお前が付けてたやつだよ。闇雲に今巨人化しちまうのは得策だとは思えない。アイツらも同じことが出来る上に木の高いところに逃げる事も出来る。そうじゃなくても周りは巨人だらけなんだ。この巨人の領域内を生き抜くのは巨人の力を持っていても困難だ。分かるだろう?暴れている余裕はないんだって」

ユミルの言葉にエレンは下を見る
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