第34章 追う者
ハンジ「賭けだけど、巨人化の力があっても壁外じゃ他の巨人の脅威に晒されるようだし、あれだけ戦った後だからエレン程じゃなくても、えらく消耗してるんじゃないか?アニも寝込んでいたらしいよ。彼らの目的地をウォール・マリアの向こう側だと仮定しようか。さらにその長大な距離を渡り進む体力が残ってないものと仮定しよう。どこか巨人の手の届かない所で休みたいと思うんじゃないか?巨人が動かなくなる夜まで!」
ゆっくりとエレンは目を開けた
両腕からは湯気が出ておりローブでキツく縛られていた
エレンは起き上がると自分の体を見た
それをユミルが少し離れた場所で見ていた
ライナー「おー、エレン。起きたか?」
いっせいに馬と銀狼が駆ける
ハンジ「夜までだ!夜までにこの森に着けばまだ間に合うかもしれない!」
エルヴィン「行くぞ!」
エルヴィンを先頭にいっせいに駆けて行った