第5章 絶望の中で鈍く光る〜人類の再起1〜
ライナーはそうか…と小さく呟いた
アルミン「二人はどこの出身なの?」
ベルトルト「僕とライナーはウォール・マリア南東の山奥の出身なんだ」
その言葉にアルミンはえっと驚く
アルミン「そこは…」
ベルトルト「あぁ…川沿いの栄えた街と違ってすぐには連絡が来なかった。何せ連絡より先に巨人が来たからね。明け方だった。やけに家畜が騒がしくて次第に地響きが酷くなっていった。いつしかそれが何かの足音だと気付いて、そして急いで窓を開けたら…」
アルミンはその情景を想像したのか青い顔して固唾を呑んだ