第34章 追う者
ミカサはアイリスから手を離すと走って壁の上にギリギリまで行く
『動いちゃダメだって!まだ怪我の度合いが分からないから!』
アイリスの声にアルミンが目を覚ます
アルミン「ん…?」
『あ、起こしてごめんね』
アイリスはアルミンの頭を撫でてミカサの傍に行く
そこにエレンの姿はなく、巨人達が見上げていた
ミカサ「どこ!?」
アルミン「エレンは連れ去られたよ」
その言葉を聞いたミカサは絶望したような顔をする
アルミン「ユミルもベルトルトとライナーに…エレンは鎧の巨人に負けた。それからもう5時間は経ってる」