第32章 戦士
ハンジ「よろしくね?ヒストリア」
ヒストリア「はい…」
ギュッギュッとロープでユミルは固定される
ハンジ「ユミルはどう?」
ヒストリアはユミルの傍に走り寄る
モブリット「依然昏睡したままです。出血が止まって傷口から蒸気のようなものが出ていますが」
そして静かにユミルの髪を撫でる
ハンジ「とりあえずトロスト区まで運んで、まともな医療を受けてもらわないとね。任せたよ」
「了解です」
ハンジはくるりと踵を返す
ハンジ「さぁて…我々は穴を塞ぎに来たんだった」
ハンジの後ろをモブリットが続く