第2章 始まり

ｸﾞﾘｼｬ「アイリス…私たちと一緒に暮らさないか？」

『は？』

いきなり言われた言葉に訳が分からないと言いたげな声を出す

ｸﾞﾘｼｬ「エレンは少々危なかったしい所があるから、アイリスの様な家族が必要なんだ」

『家族…』

ｴﾚﾝ「え！お姉ちゃん家族になるの!?」

嬉しそうに周りを飛び跳ねるエレン

『なってもいいの？』

ｴﾚﾝ「俺、お姉ちゃんとこの狼ともっと遊びたい！」

キラキラ輝く瞳にフッと微笑む

『クロウは？』

《アイリスがいいならオレは構わない》

『お邪魔します』

少女は静かに頭を下げた