第31章 ヒストリア
ユミル「さぁ?似てたからかもな?」
クリスタ「え?私とユミルの生い立ちが?」
ユミル「まぁ…大体は…」
クリスタはユミルから目を離さない
クリスタ「それだけで兵士に?」
ユミル「さぁ?よく分からん…いや、違うな」
ユミルはクリスタから目を逸らした
クリスタ「私と…友達になりたかったの?」
ユミル「は…違うね!それは無い!」
ユミルはそう断言するとクリスタに近づく
ユミル「お前と私は対等じゃない!偶然にも第2の人生を得た元の名前を偽ったりしてない!ユミルとして生まれたことを否定したら負けなんだよ!私はこの名前のままでイカした人生を送ってやる!それが私の人生の復讐なんだよ!それに比べてお前はなんだ!自殺なんかしてお前を邪魔者扱いした奴らを喜ばせたいのか!?何で殺意が自分に向くんだよ!その気合がありゃ自分の運命だって変えられるんじゃねーのか!?」
ユミルの凛とした声にクリスタは顔を歪ませる