第5章 絶望の中で鈍く光る〜人類の再起1〜
ザクザクザクと歩いてくるサシャはヘロヘロになっており、バタリと倒れてしまった
そんなサシャの元に歩いてくる一人の人物
サシャはピクピクと鼻を動かすと獣さながら飛びかかった
?「きゃあ!?」
倒れそうになる少女を抱きとめる腕
?「!」
『大丈夫?』
銀髪で赤目の青年は微笑む
?「はっはい…ありがとうございます」
がその姿は髪を切ったアイリスだ
そして唸り声を上げているサシャに二人は目を移す
サシャ「これは…パンッ!」
?「それだけしかないけど取っておいたの…」
その言葉にサシャは振り返る