第28章 ただいま
「ん?サシャ?」
サシャはそれを呆然と見つめた
馬に乗った少女は目に涙を浮かべていた
サシャも馬に乗っていた
「この一帯の人々に馬を与えて回っとった。あの子がまだこっちに人がおると教えてくれてな。それがまさかお前だったとは。あの子の為に巨人と戦っとんだな」
サシャは微かに頷くとサシャの父は微笑む
「サシャ…立派になったな」
それを聞いたサシャは涙を堪えるように眉を顰めた
サシャ「お父さん…ただいま」
静かにサシャは呟いた
その頃ライナー達も馬を使って走り回っていた
ライナー「待てコニー!落ち着け!」
誰よりも先に行くコニー