第28章 ただいま
サシャは1歩後ろに下がるとすぐに横を向いた
サシャ「子供…?」
そしてゆっくりと子供に向かって歩き出す
小さくごめんなさいと呟いて
サシャは家から子供を引き連れて走ると母親はそれを見届け力尽きたように頭を床に付けた
巨人は食べるのをやめると後ろを振り返る
サシャ「あなたの名前は?」
少女は何も答えずにサシャに連れられ走る
馬まで来ると急いで綱を持つ
サシャ「もう大丈夫ですよ、きっと」
「何が?」
その質問にサシャはえっ!と驚いた様に少女を見る
サシャ「えっと…それは…!」
慌てるサシャ必死で言葉を探しているとブルルッと馬が荒れる