第28章 ただいま
「我々の一族も狩りをやめ、森を明け渡すべきなんかも知れん。王政からな対価を支払う代わりに馬を育てろ言われとる」
サシャ「ええ!そんな…狩りを辞めたら私達じゃなくなるやろ!何で私らを馬鹿にしとるヤツらのためにそんな事せんとあかんの!?」
サシャは木の後ろから出て必死に訴える
「そりゃあな!我々は…世界に生かして貰っとるからな」
サシャの父親はそう言うと歩き始める
サシャはそれを顔で追う
「人間はな群れで生きる生き物なんじゃ。違う生き方をしとる人間でも限られた環境の中じゃ同じ群れに入って人と関わっていかんけりゃ「いや、嫌って!」」
サシャは言葉を遮る