第27章 獣の巨人
「壁の巨人はとりあえずシートで覆うことになりました。本格的な作業は日没後に行う予定です」
エルヴィンの後ろに着いた兵士が説明する
エルヴィン「そうか」
「あの…これは一体どう考えれば?壁の中に巨人がいるなど想像も…」
エルヴィン「想像していた者などいない。知らない者と知っていた者が居ただけだ」
エルヴィンは強い目で真っ直ぐに前だけを見つめていた
マルロ「一体どうなっているだ…?ここで巨人と戦闘が行われていたのに何の説明も無しだ」
ヒッチ「まぁね…でも1番嫌なのはさ、こんだけ死んでんのに実は理由はありませんでしたって事かな…」
2人の眼下には死んだ人々が居た