第17章 特別作戦班〜反撃前夜2〜
エレン「アイリス…ごめん…」
『いいのいいの!地下室案外好きだし』
そう言って掃除に取り掛かるアイリスの背中はどこか小さく見えた
──────
夕方──…
ミケ「30日後に拠点作り、壁外遠征か。それに今期卒業する新兵も交えると…」
エルヴィン「入団する新兵がいればだがな」
エルヴィンはそう言って定規で線を引いていく
ミケ「いずれにしろ俺には些か早急に過ぎると思うが…」
エルヴィン「エレンの処遇はあくまでも一時的なものだ。単球的速やかに彼が人類に利する存在だと中央に示す必要がある。でなければいつまた憲兵団辺りが横槍を…」
とんとんとペンを机で叩く