第16章 まだ目を見れない〜反撃前夜1〜
エレンは薄暗い地下牢のベッドで目が覚める
そして自分に付けられた頑丈な手錠と鎖を見つめていると…
「おい、本当なのか?人間の味方をした巨人がいるって」
「ただの噂に決まってる。奪還は失敗してウォール・ローゼの奴らが大量に逃げ込んでくるかもしれん」
「そんな事になったらたちまち食料不足じゃないか」
「なあ…もしかして人間の味方をした巨人ってローゼのやつと一緒に逃げ込んできたりするんじゃないだろうな?」
ウォール・シーナに住んでいる住人は新聞を見ながら話し合っていた
「こいつはすげぇ事だぞ!俺達に味方する巨人が現れたんだ!」
「もしかしたらウォール・マリアだって取り戻せるかもしれねぇ!」
ウォール・ローゼの住人は張り出された新聞を見て興奮していた