第3章 二千年後の君へ〜シガンシナ陥落1〜
『なっ!』
《逃げるぞ!》
『クロウ待って…!まだ…!』
エレン「母さんが…!まだ!」
手を伸ばすエレンとカルラ
カルラ「エレン!アイリス!ミカサ!生き延びるのよ!」
カルラは今までの日々が蘇り涙を流した
カルラ「あ…っ……行か…ないで…!」
その言葉を聞こえないように口を手で塞いで言った
言えば3人とも戻ってくるから
ドシンッとエレンの家の後ろに巨人が立つ
そして瓦礫を漁るとカルラを持ち上げた
エレン「あ…!やめろぉぉぉぉ!」
がその声虚しくカルラは折られ、巨人の口の中に入った
その様子をエレンとアイリスはただ見つめていた
食べられたカルラの血が宙を舞った
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その日人類は思い出した
奴らに支配されていた恐怖を
鳥籠の中に囚われていた屈辱を
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