第14章 傷〜トロスト区戦防戦8〜
そこにはいつもの光景
ミカサとカルラが食器を片付けており、グリシャとアイリスは何かを話していて、クロウが床で寝ている
エレン「(なんだ…家か…)」
エレンはふぁぁぁ!と欠伸をすると掛けられた毛布を少し手繰り寄せる
エレン「(寝よ…)」
エレンはそのまま寝てしまった
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アルミンはワイヤーを外し息を切らせながら屋根の上にいた
アルミン「エレン…?くっ…何をしているだ?エレン!」
囮部隊は指揮をとっていた
「いいか?兎に角巨人を街の隅から離れさせないことだ!それだけに集中して十分に引き付けろ!分かるな?お前達が抗戦する必要は無い!訓練兵は三人一組になり地上を走る。壁際まで来たら上に飛べ!命は落とすな!万が一洩れた巨人は我々が倒す!」