第12章 応える〜トロスト区戦防戦6〜
アイリスとミカサは剣を握り直し、アルミンは口を開けたまま放心していたが、上から物音がしそっちに目線を向けた
「生きてるぞ…」
「ベルマン隊長!」
名前を呼ばれた隊長は巨人の顔を見るとヒッと後ろに下がった
「様子を見ろ…!近付くのは危険過ぎる!各自警戒態勢のまま待機!待機だ!砲弾に一弾装丁させろ!」
エレンは巨人の中で目を覚ました
エレンは慌てて身動きをすると項から顔を出し、一体化しそうになっていた左腕を思いっきり引き抜いた
エレン「(何だ…これは…?)」
アルミンも恐怖で息が荒くなっていた