第12章 応える〜トロスト区戦防戦6〜
エレン達の危機を知らない兵士達はカタカタと震えていた
「マルコ…俺もうダメだ…!もう巨人と戦えない!」
マルコ「どうした?」
「仲間が目の前で食われた!仲間が食い殺されたのに俺は悲しみも憎しみも感じなかった!ただ心底俺じゃなくて良かったって思った!でも次は俺の番だ!気付いたんだ!俺達の仕事ってつまりは巨人に食われるまで戦わせ続けるってことなんだろ!?食い殺されるくらいならいっそ!」
そう言って兵士は剣を抜く
マルコは慌ててそれを止める
マルコ「やめろ!しっかりしろよ!お前だけじゃないんだぞ!?みんな恐怖と戦っているんだ!」
マルコは黙って聞いていたサシャを見た