第11章 左腕の行方〜トロスト区戦防戦5〜
「しらを切る気か?…化け物め!もう一度言ってみろ!貴様らを粉々にしてやる!一瞬だ!正体を現す暇など与えん!」
エレン「正体!?」
「大勢の者が見たんだ!お前が巨人の体内から姿を現す瞬間をな!我々人類はお前のような得体の知れない者をウォール・ローゼ内に侵入させてしまっているのだ!例え貴様らが王よりさずけられし訓練兵の一部でもあっても、リスクの早期排除は妥当だ!私は間違っていない!今にもウォール・マリアを破壊したあの鎧の巨人が姿を現すかもしれない!今!我々は人類存亡の危機の現場いるのだ!分かったか!?これ以上貴様相手に兵力も時間も割くわけにはいかん!私は貴様らに躊躇なく榴弾をぶち込むのだ!」
長い長い話の中アイリスはジッとその人物を見つめていた