第11章 左腕の行方〜トロスト区戦防戦5〜
巨人に襲撃を受けたトロスト区で兵士達の被害が大きかったのは精鋭である調査兵団が不在が影響していた
彼らはその朝、壁外調査に出発したばかりだった
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「来たぞ!調査兵団の主力部隊だ!」
「エルヴィン団長!巨人共を蹴散らせてください!」
「見ろ!リヴァイ兵士長だ!」
その言葉にエレンも見る
「1人で一個旅団の力があるってよ!」
リヴァイ「チッ…うるせぇな…」
リヴァイは鬱陶しそう呟いた
エレン「5年前とは全然違うな!調査兵団にこんなに期待する人達がいる!」
「みんなの気分が明るくなってきているんだよ。もう5年も何も無いし!」
「固定砲も改良されてるしな!大型巨人なんて来ないんじゃないか?」
だよね!と笑う二人
エレン「何腑抜けた事言ってんだ!この馬鹿夫婦!」
アルミンが苦笑いで、どうどうとやる
「そっそんな!お似合い夫婦だなんて!」
「気か早いよ、エレン!」
二人は顔を真っ赤にさせて否定する
その中で調査兵団をジッと見ているアイリス
だか、聞き慣れた声に少しだけ目を向ける