第9章 小さな刃〜トロスト区戦防戦3〜

ｱﾙﾐﾝ「(え？)」

『(まさか…ね…)』

二体の巨人は雄叫びを上げた
そしてその一体は構えを取った

アルミン、ミカサ、コニーの三人は開いた口が塞がらない
だけどアイリスは何かを考え込んでいた

『(まさか…いや…まさかね…)』

走って来た巨人にもう一体の巨人が頭をぶん殴るとその頭は回転しながら飛んでいき塔の中に血塗れになって、すっぽりと入った
頭部を失った巨人はバタリとうつ伏せで倒れ込んだ

巨人は自分の骨が出ている手を見るとすぐに再生し、頭部が無くなった巨人は起き上がろうとするとグシャリと足で項を踏んづけた